防音性が高い賃貸の探し方を紹介!防音物件検索サイトのまとめと物件の選び方
楽器を演奏する人や、静かな環境で暮らしたい人のように、防音性能が物件選びの重要ポイントである人にとっては、一般の検索サイトをいちいち確認するよりも、防音性が高い物件に特化したサイトで検索した方が効率的でしょう。
またこのようなサイトなら、一般のサイトでは掲載されないような物件が見つかることもあります。この記事では防音仕様や楽器演奏可能な物件に特化したサイトをまとめるとともに、防音性の高い物件の特徴についても紹介します。
防音性が高い部屋があるサイトまとめ
オトノイエ
http://www.otonoie.net/
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の防音性の高い物件を検索することができるサイトです。エリア検索、路線検索、音大検索など、検索方法がページ上のメニューバー上に並んでいるので見やすく、すぐに検索が始められます。
こだわり検索ではよくある築浅、ペットOKのほか、24時間演奏可能、防音仕様など、防音性の高い賃貸物件サイトならではの条件があります。
検索結果の一覧では「防音仕様」「長時間演奏可能」「築浅」など物件の特徴が一目でわかるようになっているほか、各物件の詳細ページにはどのような楽器がOKか具体的に記載されているので、楽器演奏のために防音性の高い賃貸を探している人には助かります。
音楽賃貸ネット
https://ongaku-chintai.net/
東京都、神奈川県、埼玉県の防音性の高い物件を検索できます。トップページがオススメ最新物件の一覧になっています。音大別検索のほか、新築一覧、沿線検索、エリア検索なども可能です。
検索結果の一覧で防音性能や楽器の仕様可否、演奏可能時間について記載があるので、いちいち詳細ページを開く手間が省けます。
各物件の詳細ページでは物件概要の「周辺地図」をクリックすると、実際の物件の場所や周辺のスーパーや病院の位置が視覚的に見られます。
また「マンションカタログ」というページもあります。こちらは楽器可の物件の情報を一覧で掲載しているだけで、空室のない物件もあります。しかし気に入った物件をチェックしておいて、空きが出るのを待つという方法もあります。
防音賃貸マンションラシクラス
https://rasiclas.uchida-house.co.jp/
防音賃貸マンション「ラシクラス」の専用HPです。
地図から探すことができるほか、一覧をエリアや沿線などのキーワードで絞ることもできます。また希望条件を登録しておけば新着物件の情報をメールで先行配信してもらえます。
防音性能についてはデータをもとに詳しく説明されています。楽器が用意されたモデルルームもあり、実際に演奏してみて確かめることができます。
物件一覧では、各物件のおすすめポイントが記載されているほか、物件の画像が複数見られます。
また詳細ページでは物件のどの部分が防音構造になっているのかが明記されています。地図上に物件の位置を表示させることができ、近隣のカフェや飲食店を検索できるのも便利です。
楽器相談可 | 賃貸スタイル
https://www.chintaistyle.jp/musical-instrument.html
賃貸情報サイト「賃貸スタイル」の特集ページで全国の物件から検索することができます。検索結果には木造アパートから「防音室」を備えた物件まで幅広く出てきます。建築構造上の防音性能がそれほど高くなくても、間取りや周辺環境を吟味することで防音性を高め、賃料も節約できたらと考える人には選択肢が多くて良いでしょう。
フリーワード検索ができるので「防音」や「RC」など性能や構造で絞り込むことも可能です。
詳細ページでは、駅、バス停、医療機関、銀行などの主要施設がどれくらいの距離にあるか、詳しく記載されています。
防音性が高くても気をつけること
防音性が高いマンションの特徴
音は振動によって伝わります。この振動の伝わりやすさは、建物の構造や壁の材質によって大きく異なります。防音性の違いはこの建築構造の違いによるところが大きいのです。
建築構造は一般的に木造・鉄骨・鉄筋コンクリートに分類されます。
木造は建物が木でできていて通気性が高く賃料が安めになりますが、防音性・耐火性は低くなります。
鉄骨は柱や梁などが鉄骨でできている建物のことです。壁や床を厚くできる分、少し防音性が高いと言われていますが、鉄骨には重量鉄骨と軽量鉄骨とがあり、防音性に違いがあるので注意が必要です(後述)。
鉄筋コンクリートは、コンクリートの芯に鉄筋を使ったもので、強度が強く、壁の密度が高いという特徴があります。
これらの建築構造の中で、最も防音性が高いのは鉄筋コンクリート製の建物だといえるでしょう。実際に内見の時に壁を叩いてみると詰まった音がするはずです。コンコンと響く音がする場合は壁が空洞だったりコンクリートではない可能性もあるので注意が必要です。
建築構造自体は防音性能の高いものであっても、窓の構造や取り付け位置によって防音性が低くなる場合もあります。また築年数が経過していて隙間や劣化が目立つようであれば、防音効果が期待できない可能性もあります。足音は鉄筋コンクリートであっても階下に響きやすいので、自分の出す音が気になる人は絨毯やジョイントマットを敷くなど対策が必要かもしれません。
軽量鉄骨、重量鉄骨による防音性の違い
軽量鉄骨と重量鉄骨とは、鉄骨の厚みによって区別されます。一般的に軽量鉄骨は厚み6mm未満、重量鉄骨は6mm以上とされています。
重量鉄骨の方が柱が太く、それを覆うために壁も厚くなるので、防音性は重量鉄骨の方が高いといえるでしょう。
防音性が高い物件のメリット、デメリット
防音性の高い鉄筋コンクリート物件のメリットとデメリットもみていきましょう。
メリット
当然のことながら、防音性が高いので、外から入る音も遮断してくれますし、こちらの音漏れを気にする必要もありません。
機密断熱性が高いので、冷暖房の熱が逃げにくく、保温性が高いといえるでしょう。
また、耐震・耐火性も優れています。
こちらのサイトも参考にしてください。
https://www.musision.jp/news/447
https://sumaity.com/press/29/
デメリット
メリットが捉え方によってはデメリットになることもあります。
防音性が高いということは、何かトラブルに巻き込まれた時に周囲に気づかれにくい場合があります。万が一周囲に助けを求める事態になったら、窓を開けて叫びましょう。
機密性が高いと、夏は熱く、冬は寒いので冷暖房の使用頻度が増えがちになります。
また他の構造に比べてコストが高いので家賃も高めになります。
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