リフォームリノベーションの違いと、賃貸リノベーションのメリット

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2年前

新築物件や築浅物件にはない「趣」があるリノベーション。デザイン性も高く、とてもお洒落な物件が多く魅力的です。ところでリフォームとリノベーションの違いとはどのようなものでしょうか？

今回の記事では賃貸物件のリフォーム・リノベーションに絞って解説していきます。賃貸でリノベーション物件を検討している人はもとより、賃貸物件のリノベーションを検討されている大家さんも是非ご覧ください。

一般的にリフォームとは、老朽化して古くなった部分を修復することを言います。賃貸物件の場合は貸し出した時の状態に戻すことを言い「原状回復」とも呼ばれています。
リフォームは古くなった部分をゼロに戻す意味合いが強く、主に小規模･部分改修に使われます。

英語では「reform」と綴りますが、組織改革や内閣改造、制度・法律の変更など行政の変革などの意味合いがあり、カタカナのリフォームよりも重たい内容です。

リノベーションとは、既存の建物に新しく機能や価値を付け加える改装工事を意味します。2DKの間取りを1LDKに変更し間仕切りを広くしたり、台所を最新のカウンターキッチンに拡張するなど、現代的で機能的に変更するようなものがリノベーションにあたります。
リノベーションは古くなった部分をゼロに戻すのではなく、新たな価値を加えてプラスに向上させる意味合いがあり、大規模、全面改修をすることが多いです。

英語では「renovation」と綴り、改修、修復、刷新を意味します。カタカナのリノベーションと意味合いは近いですが、リフォームの内容も包括しています。

①リフォームのメリット

工事期間が短く安価であることがあげられます。賃貸では、退去後2週間程度でリフォームを完了させ、次の人が入居を開始できるように準備します。大家さんは空室期間を短くすることが出来ます。また費用も最小限の出費で抑えられるところがポイントです。

②リフォームのデメリット

設計の自由度が低くデザイン性を求めにくいことがあげられます。
基本的には部分交換や補修がメインである為、居室全体の統一感は出しにくくなる為、シンプルで無難なデザインを選択せざるを得ません。

③リノベーションのメリット

設計の自由度が高くデザイン性を求められることがあげられます。
リノベーションは居室全体を対象に行うことも多く、間取りやデザインを含め一新することが出来る為、高いデザイン性を実現することが可能です

④リノベーションのデメリット工事期間が長く、費用も高い

リノベーションの後期は3か月は必要となる為、賃貸物件では長期間空室にしなければなりません。
また、工事費用も全面改装となると1Kでも300万円程度はかかります。

賃貸物件を探している人にとってリノベーション物件はとにかくおすすめです。先程あげたリノベーションのデメリットである、工事期間の長さや、工事費用の高さは施主である大家さんにとってのデメリットだからです。物件を借りる人にとってはデメリットはほぼないといっても過言ではありません。それでは賃貸リノベーション物件がおすすめな理由について解説します。

リノベーション物件の魅力のひとつに、古さを活かしてリデザインされているものがある点があげられます。
古民家リノベーションはまさにこの代表で、古民家ならではの落ち着きと、最新設備での暮らしやすさ、その両方を実現できます。古民家だけでなく、木造の物件では、解体工事中に立派な柱があった際、その柱を活かしたデザインに変更することもしばしば。これもリノベーションならではの魅力と言えます。

昔は1DKや2DKなどのダイニングスペースが狭い間取りが多かったのですが、今は広々としたワンルームや、リビングダイニングスペースとして8帖以上が流行りです。リノベーションをする際は、はお客様のニーズを重視してデザインする為、広々とした間取りの物件が多い傾向があります。限られたスペースの中でニーズの間取りを設計する新築と違い、もともと広い空間の仕切り方を変えるリノベーションの方がより開放的な空間であることが多いと言えます。

この間取り図は1DKを1Rにリノベーションした事例です。

1DKの時は6帖のダイニングでしたが、玄関から居室への導線上にあり、使い勝手が悪い間取りでした。

そこで間仕切りを無くし１Rにアイランドキッチンを配置。ダイニングを以前より狭いスペースで、有効的に使えるように変更。その分3点ユニットバスであった水回りを、バストイレ別、独立洗面台を設置しています。

そんないいところしかないリノベーション物件ですが、当社バレッグスには建築事業部があり戸建の設計や建築、リノベーションの設計、施工も行っています。不動産会社が建築の部署を持っているのはとても珍しいことです。リノベーションにはCueStudioというブランドがあり、古い分譲マンションをリノベーションしておしゃれに暮らす、そんなニーズに日々答えているプロ集団です。
そんな不動産のプロであるバレッグスと、リノベーションのプロ集団CueStudioのコラボ物件があります。おしゃれでかつ機能的でとてもおすすめです。

①CueStudioはデザインが秀逸！！

先程も記載した通り、CueStudioのメインは分譲マンションを購入した所有者の方へのリノベーション。お客様のニーズに合わせて自由設計でプランニングしているのでデザイン力がとても高いです。また分譲マンションや戸建のリノベーションを相当数、施工していますので、様々な設備・建材メーカーと取引しています。壁紙１枚、フローリング1枚でも選択肢が違います！

②CueStudioは賃貸のニーズを抑えている！

先程も記載した通り、CueStudioは不動産会社であるバレッグスの建築事業部です。不動産の管理部門は常に賃貸物件の募集や契約を担当している大家さんの窓口、また東京の城南地区に12店舗あるお店にはお部屋を探すお客様が大勢いらっしゃいます。市場のニーズや相場をリアルタイムでキャッチしているバレッグスが、そのニーズに答えられる物件にリノベーションしているので「欲しい」が詰まった物件に出来るわけです。工事完成後はそのまま入居者の募集、ご成約後は管理をすることがほとんどですので、募集時の家賃設定も責任を持って行っています。こうして大家さんにも入居者にもWinWinでデザインも素敵な物件が生まれます。

③CueStudio施工の賃貸物件を借りるには？

CueStudioのリノベーション物件はフルオーダーで解約のタイミングで施工が決まるケースがほとんど。つまり多くの部屋が１点ものです。借りることが出来るタイミングはリノベーション済の部屋に解約が出た時か、新規でリノベーションの施工が決まった時かの２通りです。気になる物件があればオンライン相談で空室状況の確認をしてみるのも良い方法です。新規リノベーション案件が出たら連絡をしてほしいとオーダーすることも可能です。

リノベーションの施工をご検討されているマンション所有者様、大家様は下記CueStudioサイトよりお問合せください。

【関連ページ】
【Cuestudio（キュースタジオ）】つくる×楽しむ＝暮らしが変わるリノベーション

・新旧が調和する古民家改修物語

築60年の古民家改修リノベーションを手がけました。

お施主様が幼少期よりお使いになられていたご自宅を出来る限り活かしつつ、改修後も懐かしさを感じて頂けるよう、細部まで拘ってリノベーションさせて頂きました。

60年前の「欄間」「フローリング」「建具」はクリーニングや調整を経て、今なお使われています。

新たに設けた、フローリング、建具も新旧が調和するように、あえてのエイジング加工を行い昔からそこにあったかのように空間に溶け込んでいます。

今までの歴史を引き継ぎ、新たな方にお住まい頂く。新たな方もどこか懐かしい、古さがちょっぴり可愛らしい、そんな風に感じてお使い頂けたら嬉しいです。

・時代に合わせた多様化する間取り

テレワーク、リモートワークが進む昨今。

2020年のはじめ。3LDK＋ENGW（縁側）＋WS（ワークスペース）＋2garden　をご提案させて頂きました。

コロナ昨今、リビングで仕事をするも良し。ワークスペースでお庭の桜を眺めながら仕事をするも、作業をするも、勉強するもよし。そんななんでも良しのワークスペースを設けました。

更に、2garden＝ツーガーデン。2面採光ならぬ、2面ガーデンです。南側と東側に敷地いっぱいのお庭も設けました。

家庭菜園も、お庭でプールも、縁側に腰かけて、蚊取り線香に風鈴を合わせて、ビールで乾杯して、花火して・・・古き良き時代のおうちが未来へ繋がりますように！

・リビングの塗装壁がキャンバスに

黒板塗料をあしらった壁が独特の存在感を放ち、光の照り具合によって様々な表情を魅せてくれます。

部屋のどこにいても視界に入るから、空間の中心が意識され、よりリビングが“メインスペース”として際立ちます。

あえてざっくりとラフに塗装した天井の表情も、壁やスポットライトとの相性を楽しむための演出。壁は文字通り黒板。

チョークを使えば、模様替え、メッセージボード、子どものお絵かき。何度でも描けて、何度でも消せる。

ライフスタイルの数だけ、それぞれの空間ができあがります。

・どこにいてもゆったり寛げるように

LDKと隣室とを結ぶ扉はガラス戸。

光が抜けて、開放的な気分でいられます。

たっぷりスペースのウォーク・イン・クローゼットは、カップルやご夫婦などでストレスなくシェアできるほど。高さも十分あり子どものおもちゃを置くスペースも確保できます。

比較的きれいだったキッチンは以前のままですが、違和感なく馴染んでいます。

全てに手を入れず大事なポイントだけに絞った有効的なリノベーションの、またとない恒例です。新鮮さやイメージががらりと変わり、居るだけで楽しくなるような、遊び心溢れるお部屋に生まれ変わりました。

・賃貸物件リノベーションのポイント

以前から当社で賃貸管理をさせていただいていたマンションの一室をご入居者様の退去に伴いリノベーションさせていただくこととなりました。

間取りはオーソドックスなバストイレ別の１K。
予算は極力抑えつつ、多くの方に“借りたい”と思っていただけるようにリノベーションすることがポイントとなります。

そこで今回は大きな間取りの変更は行わずデザインと設備をリニューアルすることで市場ニーズとマッチできるようデザインしました。

・シンプルなナチュラル空間に

お部屋全体はシンプルなナチュラル空間をデザインしました。居室はメンテナンスを考慮しロイヤルウッドのフロアタイルを選定。

扉や収納などの建具はPanasonicベリティスシリーズのしっくいホワイトに統一し、品と落ち着きのある空間に。
ワンポイントとしてドアノブはマットブラック、アクセントクロスをモダンで落ち着きのあるグレーカラーの石目調を選定。

収納と扉の間のスペースにはウッディーな造作棚を設置しました。配置する家具や照明によりいろいろなシーンをつくることができ、賃貸物件のリノベーションとしてはとても質の高い空間にリノベーションすることができました。