内見チェックリスト付!内見のポイントを徹底解説します!
賃貸の部屋探しをする際の一番重要なイベントが内見。失敗しない物件探しをする為に、無駄なく漏れなくチェックするポイントをまとめました!ダウンロード可能なチェックリストも添付しています。素敵な新生活を送るために是非ご活用ください!
内見(内覧)とは「内部見学」の略で建物の内部を実際に見ることをいいます。ここでは内見までの流れや方法についてのポイントを解説していきます。
内見をしないで契約することを「先行契約」と言いますが、やはりトラブルにつながることも多いです。急な転勤などやむを得ない場合を除いては、必ず内見をした上で契約するようにしましょう。
外部リンク
東京都住宅政策本部:賃貸のトラブル
(1)初回の内見は必ず予約
まず最初に内見の流れですが、一般的にSUUMOなどのポータルサイトで希望の物件を探し、不動産会社にメールや電話で物件がまだあるかどうか、内見が可能かどうか問い合わせをし、訪問の予約します。飛込で不動産会社に行くことも可能ですが、どんな対応をしてくるかもわかりませんし希望物件があるかもわかりません。また希望条件のヒアリングから物件の選定、内見の手配など事前準備がないと、内見までにかなりの時間がかかってしまいます。お店の混雑状況次第では内見ができないことも。飛び込みではなく事前に予約することが絶対おすすめです。内見予約と併せて希望条件を伝えて一緒に見る物件を事前に選ぶことができれば、より多くの時間を内見に使うことができ、さらに効率的です。
(2)内見は2時間3-4件に絞る
せっかくならできるだけたくさんの物件を見て比較検討したい!誰しもが思うことです。ただ欲張りすぎは必ずしもいいとは言えません。結論から言うと1回の内見は4件までに絞りましょう。なぜ絞る必要があるかというと、内見数が多すぎると不動産会社の内見手配にも実際の内見そのものにも時間がかかります。1物件の内見時間はだいたい10-15分程度、4件で1時間、さらに移動の時間も含めると4件で1.5時間から2時間も時間がかかってしまいます。人気物件は内見する人が多く、いざ気にいって申込しようした時には、既に他から申込が入っているなんてことも。コンパクトに見たい物件を絞って2時間以内が鉄則。気に入った物件があった場合は途中で申込手続きをしにお店に戻るという方法もオススメです。
(3)不動産会社の車か徒歩で内見
さて内見での移動手段ですが基本的には不動産会社の車に乗って現地まで行くことが多いです。車で内見するメリットは移動時間を短縮できること、たくさん歩かないですむこと。夏や冬に暑すぎたり、寒すぎたりしないですむことなどがあげられます。一方公共交通機関と徒歩で内見するメリットは実際に駅までのルートや周辺環境も見ながら内見することができる点です。ただし4件ともなるとそれなりの距離を歩くことも。靴はスニーカーがマストです。
では内見に必要な持ち物はどんなものがあるでしょうか。また服装は?こちらでしっかり解説します。
(1)携帯(スマホアプリ5種)
内見に役立つスマホアプリ主力5種類をご紹介!
①カメラ
まずは記録用の写真です。写真を撮る前に不動産会社の担当に撮影の許可をとりましょう。写真を撮る際のコツは一枚目に物件名、二枚目に号室を撮ること。何件か回るうちにどの部屋の写真かわからなくなることを防ぎます。
②コンパス
コンパスを使って方位を調べます。バルコニーに対して平行をとって計測すると図面におとしやすくなります。
③水平器
水平器で部屋や床が傾いていないかチェックします。
④懐中電灯(ライト)
内見の際室内の照明がないこともありますし、電気が通ってないこともあります。夕方以降だと細部が見えないこともありますので懐中電灯(ライト)は必須です。
⑤メモ
物件の感想などをメモに記録しておくと見返す際にとても便利です。
(2)メジャー
採寸に必要なメジャーは3m以上のものを準備しましょう。内見時は詳細まで寸法する必要はありません。申込後契約までの間に採寸をお願いすることも可能ですので、あくまでもお部屋を選ぶ上で必要なポイントを調べるための採寸を。とくに大型の冷蔵庫、ドラム式洗濯機を使用予定の人は冷蔵庫置場、洗濯機置場の採寸は必須です。
(3)図面
メモアプリよりも図面にパパっと書き込むのがおすすめです。内見時に図面を渡してくれない不動産会社もいますので、必ず内見前に図面はもらうようにしましょう。
(4)筆記用具・バインダー
少々荷物になりますがバインダーも持参するとメモがとりやすいのでおすすめです。バインダーは不動産会社にお願いすれば貸してもらえるかもしれません。事前に確認しておきましょう。
(5)スリッパ・動きやすい服
スリッパ
内見時にクリーニング前の物件もありますのでスリッパは持参しましょう。不動産会社が準備してくれていることもありますが、可能であれば使い捨てのスリッパを持参するのがおすすめ
動きやすい服
服装は多少よごれてもいい動きやすいものを着ましょう。前述したようにクリーニング前の部屋もあります。また内見の移動で距離を歩く場合もありますので歩きやすいスニーカーがおすすめ。女性はスカートよりパンツがおすすめです。
まずは第一印象 不要な時間はかけない
チェックすべきポイントは全部で60項目くらいありますが、そもそも部屋に入ってすぐに「なんか嫌だな」と違和感がある部屋に長い期間住むことはありません。ただし何が嫌だったのかがわからないと次に探す際の参考になりませんので、嫌な理由は3つくらいメモをするようにしましょう。
居室(15項目)
(1)玄関、水回りにクリーニング済みの紙がおいてあるか
退去後のメンテナンスが終わるとクリーニング済みの張り紙が一般的におかれます。その紙がおかれている場合は原則この状態での引き渡しとなります。紙がおかれていない場合はいつクリーニングが終わる予定かどの程度メンテナンスする予定かを確認しましょう。入居を急ぐ場合、クリーニングが間に合わないなんてこともあるので要注意です。
(2)火災報知器・ガス警報器はついているか
火災報知器・ガス警報器の設置は法律で定められています。ただどんな形をしてるかわからない人も多いはず。見つからなかったら不動産会社の担当に聞きましょう。ついてない場合は管理状態がよろしくないので候補から除外
(3)家具のレイアウトイメージがわくか
一人暮らしの場合は居室にベッド・テーブル・テレビが配置できるかイメージ。収納や扉の開き方によって配置が制限されることもあるので注意シングルで幅97cm×長さ195cm セミダブルで幅120cm×長さ195cmが一般的です。二人暮らしの場合はリビングにソファー・ローテーブル・テレビが配置できるかを確認しましょう。特にダイニングテーブルも配置したい人はレイアウトのチェックが重要です。
(4)窓や扉がしっかりと閉まるか
窓や扉がしっかりと開閉できるか、建付けは必ずチェックしましょう。網戸の建付けが悪いこともあるので要注意!
(5)日当たり
日当たりは生活する上でとても重要です。図面ではバルコニー側が南を記していても前に建物があって陽が入らないなんてことも。コンパスでしっかり方位を確認し日照を妨げるものがないか目視確認しましょう。方位ごとの日当たりの特徴もチェック
【東向き】
午前中日当たりがよい方位。朝日で目覚めたい人は東向きがおすすめ
【南向き】
一日を通して長く採光がとれます。リビングにおすすめです。
【西向き】
午後から夕方に日当たりがよい方位です。夏は西日がきついので注意
【北向】
基本的に陽は当たりません。部屋からの眺望は陽が当たってる建物が写るのでとても綺麗なことも。一日陽が入らないので冬とても寒い場合もあるので注意。その分家賃が安く設定されることもしばしば。日当たりを気にしない方にはおすすめです。
(6)部屋が傾いていないか
建物自体が傾いていることはほとんどありませんが床が傾いていることはまれにあります。水平器アプリを利用して水平を確認しましょう。
(7)眺望
窓からの眺望はかならず確認しましょう。外部からの視線が入る可能性があるかどうかや気になる建物がないかしっかりと。できれば写真も撮っておきましょう。窓から外を見渡したらお墓に囲まれていたなんてこともあるので注意です。
(8)騒音
窓を閉めた状態での騒音がないか。幹線道路沿いや商店街沿いなどは窓をしめた状態でちゃんと眠れそうか確認しましょう。外からの騒音以外も、上階からの音がどうか隣室からの音はどうか確認しましょう。
(9)気になる匂いはないか
タバコやペットの匂いなどは壁紙を交換しても躯体に残るケースがあります。また風通しや日当たりの悪い部屋ではカビが発生しやすくカビ臭さが残ってることもあるので注意
(10)ドアの開き方
家具のレイアウトでも記載しましたが扉や収納の開閉方向は必ず確認しましょう。
(11)床壁のキズ
賃貸物件の多くは中古物件なので多かれ少なかれキズはあります。生活する上で気にならない程度のキズか確認しましょう。入居が決まった際はもともとあったキズをチェックしてデータとして保存しておかないと退去時に自分でつけたものと判断されてしまうこともあるので注意しましょう。
(12)照明の有無
照明の有無を確認しましょう。ついている場合はその照明が設備かどうかも確認しましょう。設備の場合は退去時に元の状態に戻さなければならないため勝手に交換して照明を破棄することができません。多くの照明はひっかけシーリングとよばれているコンセントから電気をとりますが、まれに蛍光灯などが直接配線されているケースも。その場合照明を変えることができないので注意です。ダウンライトの場合は使用されている電球がLEDかどうかも確認しましょう。
(13)コンセント・TV端子・LANの位置
コンセントの位置数が問題ないかチェックしましょう。テレビ設置予定の箇所にTV端子、電源の確保ができるかがポイントです。
(14)エアコンの製造年数
エアコン下部やカバーを開けると製造年月日が記載されています。製造後10年以上経っているエアコンは利きが悪かったり、省エネ設計されていないため電気代が高かったりすることもあるので注意しましょう。
(15)エアコンが無い部屋はあるか?ない場合設置可能か?
1K1Rでエアコンが無いケースはほとんどありませんが、1LDK2LDKなどの場合すべての部屋にはエアコンがついていないケースがほとんど。その場合自身で設置する必要があります。エアコンが設置可能か、室外機を置くスペースや排水を通す箇所があるかをしっかりと確認しましょう。
キッチン(8項目)
(1)冷蔵庫置場の幅・奥行・高さは問題ないか
冷蔵庫置場は60cm×60cmが確保できていれば一人暮らしではまず問題ありません。大型の冷蔵庫を搬入する予定がある場合は事前にサイズを調べた上で採寸して確認をしましょう。また梁(はしら)の影響で高さに影響がでることもあります。
(2)コンロのありなし
自炊をするかどうかで変わりますが必要なコンロの口数があるか確認しましょう。またガスキッチンかIHキッチンか電気キッチンかもしっかり確認しましょう。
(3)シンクのサイズ
自炊するかどうかで変わりますがシンクのサイズが充分か確認しましょう。お鍋が洗える広さがあるかを目安にしましょう。
(4)調理スペースは充分か
包丁を使うスペース、食材を置くスペースなど最低限のスペースがないとなかなか料理もしずらくなります。自炊するかどうかによりますが最低限の調理スペースを確保できるかどうかしっかり確認しましょう。
(5)キッチン収納は充分か
キッチン収納が充分かコンロやシンクなどのユニットが収納になっているはずですので各所しっかりと開いて確認しましょう。またキッチン家電も使用していない時は収納できると見た目がスッキリします。収納スペースを確保できるか確認しましょう。
(6)換気扇の位置・動作は問題ないか
まれに換気扇の位置がコンロの上にないことがあります。コンロの上に無いと煙が充満する可能性があるので注意が必要です。また動作音がやたらうるさいなど、動かして見ないとわからないこともあるので動作確認もしてみましょう。
(7)コンセントの位置は問題ないか
生活家電を使用するためのコンセントが確保できるか確認しましょう。同時に複数利用することもそうそうないと思いますので使いやすい位置にあるかがポイントです。
(8)排水溝のにおいは気にならないか
排水溝の匂いが気にならないかチェックしましょう。気になる際少し流して落ち着くかも確認してみましょう。
水回り(6項目)
(1)洗濯機置場の幅・奥行・高さは問題ないか
洗濯機置場のサイズは必ず確認しましょう。特にドラム式洗濯機の場合は幅・奥行高さともに注意が必要です。高さは給水栓の高さにも注意が必要です。ドラムのドアがどちら方向に開くのかもチェックが必要です。洗濯機置き場については関連記事で詳細を解説していますのであわせてご覧ください。
【関連記事】
賃貸の洗濯機置き場のサイズはどのくらい必要?内見で注意するところは?
(2)洗面台に必要な機能はあるか
予算に影響するのでマストの機能があるかどうかで判断しましょう。シャンプードレッサーや三面鏡などあればもちろんうれしいですが家賃が高くなります。
(3)浴室のシャワーの水圧は充分か
一度バスタブにシャワーを持っていき水圧を確認しましょう。水圧が低すぎるとかなりのストレスになります。
(4)風呂に必要な機能はあるか
こちらも予算に影響するのでマストの機能があるかどうかで判断しましょう。追い炊き機能や浴室乾燥機などあればもちろんうれしいですがその分賃料が高くなります。
(5)トイレに必要な機能はあるか
こちらも予算に影響するのでマストの機能があるかどうかで判断しましょう。ウォシュレットやウォームレットなど。あればもちろんうれしいですが家賃が高くなります。
(6)排水溝の匂いは気にならないか
排水溝の匂いが気にならないかチェックしましょう。気になる際少し流して落ち着くかも確認してみましょう
玄関ほか(4項目)
(1)シューズボックスはあるか。充分か
シューズボックスに自身の靴が収納できるか確認しましょう。ブーツやハイカットの靴など高さがあるものが収納できないケースもあるので高さの調整が可能かどうかも含めて確認しましょう。
(2)照明はあるか
玄関照明は変更できないケースがほとんどです。適切な位置にあるか、ちゃんと点灯するかデザインが問題ないかしっかりと確認しましょう。
(3)鍵はシングルかダブルか
玄関の鍵は防犯上重要です。内見時は不動産会社が開閉するのでチェックが漏れがちです。鍵がひとつのシングルか2つのダブルかしっかり確認しましょう。また通常の鍵(U9)か鍵に窪みがたくさんあるディンプルキーかも不動産会社に聞いて確認しましょう。ディンプルキーはピッキングされにくく複製もメーカー発注しなければできない為、より防犯上良い鍵と言えます。鍵の種別については関連記事詳細を解説していますのであわせてご覧ください。
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賃貸の鍵の種類と費用
(4)ブレーカーの電圧は問題ないか
ブレーカーは玄関の上、シューズボックスの中、洗面、キッチンなどにあることが多いです。ブレーカーを開けてアンペア数の確認をしましょう。一人暮らしで15Aだと容量が低く落ちる可能性があります。ファミリーで20Aもやや心細いです。容量が低い場合は容量をあげることが可能か不動産会社に聞いて確認しましょう。
バルコニー(4項目)
(1)バルコニーに屋根があるか
意外と忘れがちなのがバルコニーの屋根。当たり前ですが屋根がないと雨が降った時、洗濯物が濡れてしまいます。とくに最上階の部屋ではバルコニーに屋根がないケースが多いので注意が必要です。
(2)洗濯ものがちゃんと干せるか
天井からのフックに物干し竿をかけて干す場合、洗濯物が外部から見えやすいので注意が必要です。特に女性の洗濯物があまり目立って干されている状況は防犯上もおすすめできません。
(3)排水溝がバルコニー内にあるか
これも見落としがちですが排水溝が自分のバルコニー内に無い場合、隣室のバルコニーを経由して排水されることになります。お互い気になるポイントですので確認しましょう。
(4)ハトやカラスなどの糞がないか
ハトやカラスの糞がたまたま落ちてるということはまずありません。跡があるということはまた来ると可能性が高いと考えるのが自然です。必ず確認しましょう。また鳥よけのネットが張られている建物は前に問題になり対策として張られていることを意味しています。眺望にも影響しますのでしっかりと確認しましょう。
エントランス(5項目)
(1)建物エントランスにゴミなど散らかっていないか
物件の顔とも言えるエントランスが散らかっていた場合、管理状態の悪さ、入居者のモラルの低さが予想されます。管理状態が悪いマンションは設備故障など問題がおきた際の対応が遅いなど、安心して暮らす上で支障になりえます。また入居者のモラルが低い物件は騒音などのトラブルが起こる可能性が高いです。入居後安心して暮らせるか。エントランスが整っているかはとてもわかりやすく重要なチェックポイントです。
(2)ポストの鍵はちゃんとかかるか
一般的にポストはダイアル式の鍵がかけられるケースが多いですが、まれに自身で鍵を用意しなければならない物件もあります。また手を突っ込んだらポストの中にあるものがとれてしまうこともありますので必ずチェックしましょう。
(3)ポストのゴミが散乱していないか
業者のチラシなどの広告がポスト周りに散乱しているような物件はエントランス同様管理状態の悪さ、入居者のモラルが低い可能性が高いです。
(4)掲示板にクレーム等気になることが張り出されていないか
騒音や空き巣などのクレームが張り出されることがあるので必ずチェックしてください。現実に起きていることが張り出されています。
(5)オートロック・宅配ボックス等必要な設備があるか
こちらも予算に影響するのでマストの機能があるかどうかで判断しましょう。
廊下(3項目)
(1)外廊下の場合、外部からの視線が気にならないか
外廊下に半透明のパネル等が張られていない場合で外部からの視線が届く場合は防犯上やや危険があります。特に女性は注意して確認するようにしてください。
(2)廊下に入居者の荷物等が放置されていないか
廊下は自室の前であっても共用部であるため私物を放置することはできません。火災などの緊急時消火活動や避難を妨害する可能性があります。廊下に私物が放置されている物件は管理状態、入居者のモラルともに問題があるので要チェックです。
(3)廊下の電気・蛍光灯がきれていないか
夜間廊下に電気がついてない物件はそもそも危ないし怖いです。管理状態をチェックする上で重要な項目です。
ゴミ置き場(3項目)
(1)専用のゴミ置場があるか
物件内にゴミ置場があれば、指定のゴミ捨て場にゴミを持っていかなくて良いのでとても助かります。必ず場所を確認するようにしてください。仮にない場合はどこに捨てに行くのかを確認しましょう。
(2)ゴミの廃棄に曜日指定があるか
燃えるごみ・燃えないゴミ・資源ゴミなど通常ゴミだしをする曜日は指定されています。ただし分譲マンションなど管理が行き届いている物件では24時間ゴミ出しをすることが可能で自室にゴミをためる必要がなくなる為非常に便利です。
(3)ゴミ置場は清潔に保たれているか
ゴミ置場が汚れている物件は管理状態の悪さ、入居者のモラルの低さが予想されます。またとても不衛生ですので虫が発生するリスクも高まります。必ずチェックしましょう。
駐輪場(4項目)
(1)空きがあるか、費用はかかるか
駐輪場がない場合、当然自転車を止めることができません。駐輪場があっても空きがないと駐輪できませんので自転車をとめたい場合はかならず確認しましょう。駐輪可能な場合は費用も併せて確認しましょう。駐輪場なし(共用部駐輪可)という物件があります。その場合共用部のどの部分に駐輪されているかの確認も重要です。廊下などに駐輪されている場合緊急時の避難などに支障をきたす場合があり管理状態が良いとは言えません。駐輪できるかどうかだけでなく管理状況と併せて判断しましょう。
(2)駐輪場に屋根はあるか
駐輪場に屋根があるかは自転車の劣化に影響します。ロードバイクや電動自転車は高額なものが多いですし確認が必要です。
(3)綺麗に駐輪されているか
駐輪場に区画がなく乱雑に停められている場合は物件の管理状況や入居者のモラルに問題があるケースが考えられます。
(4)無断駐輪や放置自転車はないか
使用されている形跡のない誇りを被った自転車やサドルやタイヤのない自転車が放置されている物件は管理状況や入居者のモラルに問題があるケースが考えられます。
駅までのルート(2項目)
(1)坂道はないか
地図ではわからないのが高低差。図面に記載されている徒歩分数は1分80mで計算されている為、坂道などの高低差は考慮されていません。引っ越した場合毎日使うルート、物件に向かう際高低差がないかしっかりチェックしましょう。
(2)帰宅時を想定して歩いて帰れそうなルートか
車で内見を回ると確認できない項目ですが、かなり重要なチェックポイントです。特に女性は帰宅時間を想定して人通り、車通り、街灯など一人で歩いて帰れそうなルートがあるか必ず確認しましょう。契約をする前にかならず一度は歩いてみることをおすすめします。
近隣施設(3項目)
(1)近隣にスーパーはあるか
日常的な買い物をするスーパーが近隣にあるかは必ずチェックしましょう。スーパーはまとめ買いすることも多く、荷物が重くなることもしばしば。極端に遠いと買い物が大変です。
(2)近隣にコンビニはあるか
24時間いつでも買い物ができるコンビニは現代人にとって必要不可欠なインフラです。生活環境にもよりますが自炊しないでコンビニのみという人もいらっしゃるのではないでしょうか。コンビニの場所と距離も抑えるべきポイントです。
(3)近隣に商店街はあるか
商店街はその町の魅力を知ることができるとても魅力的な場所です。意外と近くにあることも!近隣に商店街があるかチェックしてみましょう。
近隣環境(2項目)
(1)近隣に大きな音を発生させる物はないか
近隣で建設中または建設予定の建物がある際は工事に伴う騒音が発生します。これは近隣を歩いて回る以外、確認する方法はありません。大規模な建設計画の場合、数年に渡ることもあるので必ずチェックしましょう。建設現場以外にも近隣に学校がある場合はチャイムや運動会等のイベントで大きな音が発生します。近隣に店舗がある場合は一定の騒音が発生する可能性があります。また消防署や病院が近くにある場合も緊急車両の音が発生します。幹線道路や線路が近隣にある場合はいつでも一定の騒音が発生します。近隣に寺院や神社等がある場合も一定の音が発生する可能性があります。自身が許容できるかどうかしっかりと確認した上で判断してください。
(2)近隣に臭気を発生させる物はないか
幹線道路が近隣にある場合は排気ガスによる臭気が発生します。近隣に河川がある場合も一定の臭気が発生する場合があります。近隣に飲食店がある場合は一定の臭気が発生します。
内見する際は自分の印象だけでなく、不動産会社担当者の意見も参考になります。もちろん自発的に解説してくれる担当も多いですが、こちらからできる効果的な質問3選をご紹介します。
(1)「物件のいいとこ悪いとこは?」
物件には相場があるのでいいところ、悪いところは必ずあります。これズバリ不動産会社の担当者に聞いてみましょう。自分では気が付かないことを教えてくれることもしばしば。悪いところが自分にとって問題なければ(許容できれば)いいだけです。
(2)「この物件 内見いつからできたの?」
内見がスタートした時期を確認することも効果的です。極端に内見開始から時間が経っている場合何かしら問題がある物件かもしれませんし、相場よりやや高い物件かもしれません。一方で内見開始から期間が経っている物件は家主も早く入居者が決まってほしいと考える為、交渉が通る可能性が上がります。この情報は上手な部屋探しをする上で重要です。
(3)「家具の配置おすすめは?」
担当者が配置を想像できない物件は間取りが悪いと言わざるを得ません。この質問で間取りの良し悪しを確認することができます。
(1)いい物件が見つかったら
いい物件が見つかった場合はお店に戻って申込をする流れに入ります。人気物件は競争率が高いので、申込が重複することもしばしば。場合によっては残りの内見を中断して先に申込手続きをした方がよい場合もあります。営業マンに相談しながら決めましょう。
(2)いい物件が見つからなかったら
いい物件が見つからなかった場合、一度店に戻って内見の振り返りをしましょう。「いやいや気に入った物件がないならもう帰りたいよ。」そう思いますよね。なぜ振り返りが必要かというと、希望条件に修正を入れる必要があるからです。今回の内見をする際、希望条件に基づいて物件を選定し、その中で特にいい物件を4件見ているはずです。また同じ条件で探しても5位以下の物件しか出てきません。そのため今回の内見を経て譲歩できる条件、マスト条件の見直しをする必要があります。担当者も自分も時間があれば、当日中にもう一度内見できるかもしれませんし、時間がなければ次回来店の日程を決めてそれまでに候補物件を事前に探しおくこともできます。新しい不動産会社に行くという選択肢もありますが、条件を伝えてまた一から探すよりも効率的に探すことができるはずです。
ここまで内見について解説してきましたが、実は内見の最大のポイントはいつ内見するのがベストか?一般的な不動産会社の一週間の流れからベストな内見曜日をご紹介します。
不動産会社の一週間の流れ
おすすめの内見曜日を知る為に、まず不動産会社の一般的な1週間の流れについて説明していきます。下にスケジュール表を記載しました。木曜スタートはなかなか見慣れないと思いますが不動産会社の多くは水曜定休。木曜スタートの方が説明しやすいのでこのような表にしました。もちろん年中無休の不動産会社もありますが、不動産会社はその会社の物件だけでなくほぼ全ての不動産会社の物件を紹介することができます。ですから火曜・水曜に営業している不動産会社に行っても火曜水曜定休の不動産会社の物件は内見できないですし申込の受付も確定しません。
内見は土日休みの方が多いので、当然土日に集中します。土日の内見に向けて不動産会社はSUUMOなどに物件情報の登録を行います。物件情報の調査と登録、物件のUPまで1日~2日程度かかる為、金曜の昼頃には土日の物件情報が公開されます。こうして公開された物件を土日で内見、いい物件から申込が入り、月曜日に審査、火曜・水曜が休みで木曜日に審査結果が出て、翌週末に契約。ざっくりこんな流れで1週間が進みます。この流れを理解すればベストなタイミングが見えてきます。
【第1位】金曜の午後
おすすめ内見曜日 第1位は金曜の午後です。なにしろ土日に出てくる新規物件をほぼ手つかずの状況で内見できるからです。会社は半休をとらなければなりませんがお店も週末程混んでいない為、いい物件をじっくり探すことができます。
【第2位】土曜の朝イチ
いやいや金曜に会社なんて休めないって…こればかりは致し方ありません。では土曜日の他のお客様が動き出す前、開店直後に内見しましょう。自分がいいと思う物件は他のお客様もいいと思うものです。申込は一般的に申込書が届いた順番で優先権が決まります、つまり早い者勝ちです。ゆっくり眠りたい気持ちはわかりますが、頑張って早起きをして午前中で勝負をつけましょう。
【第3位】月曜の午後
第3位は月曜の午後です。なんで??と思われるかと思いますが、土日の申込のうちキャンセルや審査落ちなどで物件が復活する可能性があるのが月曜日だからです。月曜午前に申込処理が進みますのでリアルタイムで物件の動きを感じながら探すことができます。
最後におすすめの不動産会社について簡単にご説明します。ポイントはいくつかあるのですが今回は1点だけ。気になる物件の最寄りにある不動産会社を選びましょう。内見は効率とスピードがとても重要です。内見する際の移動時間は当然物件から近い不動産会社ならより早く内見が出来き、無駄な移動時間をぎゅっと短縮できます。また部屋のことだけでなく周辺環境もチェックすべきことはたくさんありましたよね。近隣の不動産会社は当然街のことにも詳しくおすすめのお店など住んだあとの生活がイメージできる情報もたくさん知っています。
最後に入居した後も何か困ったことがあればすぐに相談することもできます!不動産会社を選ぶポイントはほかにもたくさんありますが、まずはこの一点。気になる物件の最寄りにある不動産会社を選びましょう。参考にしてみてください。
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