引っ越し業者選定のポイント
引っ越しはお金がかかるものです。そのためどうしても料金に目を向けてしまいますが、
顧客対応や引っ越しの技術にも注目して業者を選びたいものです。
引っ越しの段取りや費用のめやすなど、予備知識を持っておくと見積もりの際も
スムーズに話が進みます。
また引っ越し後に「こんなはずではなかった……。」と後悔することもなくなるでしょう。
引っ越し業者選定ポイント
①顧客対応は最重要 !?
引っ越しが決まったら、電話などで気になる業者に連絡することになります。
その際、対応が悪い業者はまずおすすめできません。
そういった業者は、説明不足が原因で「思った以上に追加料金を取られた」
「作業が雑で家具が傷ついた」などのトラブルに繋がるケースもあります。
そのようなことを防ぐためにも顧客対応がきちんとできる業者を選びましょう。
また、見積もりのために訪問してもらうのは面倒に感じますが、大切です。
特に、家族での引っ越しや荷物が多い場合は、実際に荷物を見てもらった上で
見積もりを出してもらったほうが、請求書と引っ越し当日の料金に誤差が
生じにくくなります。
見積もり訪問で、引っ越し業者の担当者が顧客の疑問点にきちんと答えてくれるかどうかも重要なチェックポイントになります。判断材料の一つとして使用しましょう。
引っ越し業者選定ポイント
②料金だけでなく補償について知りましょう
「引っ越し業者で気になる点は?」と質問すると「料金」と答える人は少なくありません。
しかし、料金はもちろん大切ですが、何かあったときの補償内容も大切です。
しっかり事前に確認して、大切な家具を守り満足度の高い引っ越しをしましょう。
国土交通省が定めた「標準引越運送約款」に基づいて、
引っ越し業者側に責任のある荷物の破損などは業者が賠償責任を負うことに
なっています。ホームページに保障の記載があるか確認しておきましょう。
それだけでなく、ほとんどの引っ越し業者は「運送業者貨物賠償責任保険」に
加入して、いざというときに備えています。
この保険に業者が入っているかどうかも保障の目安になります。
しかし、業者が保険加入をしている場合でも、引っ越しにより家具や部屋が
傷ついたことが立証できなければ保障の対象になりません。
そのため、引っ越しが始まる前にあらかじめ大きな傷が家具に無いこと、
引っ越し先に傷が無いことなどを業者と確認して、いざというときに備えることも大切です。
引っ越し業者選定ポイント
③訪問見積もりを依頼しよう
業者に訪問見積もりに来てもらうのは、時間も手間もかかるので大変です。
しかし、荷物を実際に引っ越し業者に見てもらうことで、オプション料金が確認できたり、
引っ越しにかかる金額がより正確になったりするのでおすすめします。
また、すぐに一つの業者に絞らないことも実は大切なポイントです。
いろいろな業者から見積もりを取って比較し、「A社の見積もりが安かった。」というように
交渉材料にしましょう。
また、見積もりの際に引っ越し希望日を明確に伝えることも重要です。
〇月〇日〇曜日に引っ越しをしたいと希望をしっかり伝えましょう。
第三希望くらいまで伝えられると業者としては日程が組みやすいですし
「このお客さんは引っ越しをすることが決まっている」ときちんと認識してもらえます。
そして、知っておきたいのが引っ越しには繁忙期があること。
3月中旬~4月1週目ごろ、ゴールデンウイークや連休、金、土、日曜日は
高い料金に設定されている傾向にあります。
同じ月でも月末は高い料金設定になっています。
反対に、第二週、第三週の平日は料金が安く、段ボール無料、
クーラー設置無料などのようなオプションを付けてくれる場合もあります。
これらを考慮して希望日程を決めましょう。
また、引っ越し先の状況、たとえば道路の前にトラックが置ける、
マンションにエレベーターがあるなどのような、
業者の知りたい情報を事前に伝えらえると、当日の引っ越し業者の動きにも
差が出てスムーズです。